南アフリカの自動車市場

世界を視野にミッションを掲げるZEAL.TEAMは、日本の商用車を海外へ輸出、販売するため新たな海外拠点を拡充する計画を進めています。

現在はドバイ拠点の準備を行っており、ドバイをハブにアフリカや中央アジア等、輸出先を広げていくことを目指しています。

今回は、世界でも有数の中古車輸出台数を誇りアフリカでは最大の自動車産業市場を持つ、『南アフリカ』の自動車市場についてご紹介いたします。

南アフリカの経済

南アフリカは10年ほど前まではアフリカ最大の経済国として名を馳せ、金、プラチナ、バナジウム等の天然資源の生産量と埋蔵量が世界上位に君臨していました。しかし、昨今の厳しい電力不足や世界的な鉱物価格の下落、物価高騰により、2022年の成長率は推計1.9％にとどまっています。今後も高い失業率と電力不足、また財政政策が歯止めとなり、減速すると見込まれます。

南アフリカの中古車市場

2022年に南アフリカに輸出された中古車台数は36,185台（前年比82.8％）と世界10位、アフリカでは第3位でした。そのうち、中古トラックは、7,306台（前年比96.7％）輸出されています。南アフリカの全国自動車製造業者協会によると、2020年にはコロナウイルスによる影響で国内の自動車販売は29.1％減少しました。しかし、南アフリカはヨーロッパ地域への乗用車輸出のハブであるため、市場は回復し始めると予想されています。

南アフリカの自動車生産台数

南アフリカの自動車生産台数は566,700台（2022年）で世界第21位です。アフリカ地域の中では生産台数が圧倒的で、全体の53.6％を占めています。政府は2021年から2035年までに年間140万台の生産を目指し、世界生産台数の1％にまで引き上げる目標を示しました。世界から有数の自動車メーカーが集まり他のアフリカ地域やヨーロッパ諸国へ輸出のハブとして競争が激しいのが南アフリカの自動車市場です。

今回はアフリカ最大の自動車生産市場を擁し、ヨーロッパへの自動車輸出のハブである南アフリカについてご紹介いたしました。

今後もZEAL TEAMは世界にリユースの価値を届ける企業として、海外拠点進出を目指していきます。