就職活動の振り返りと仕事への意気込み(バングラデシュ×日本)
就職活動の振り返りと仕事への意気込み(バングラデシュ×日本)
世界をフィールドにリユースビジネスを展開するZEAL.TEAMは、今年の春、多数の外国籍新卒社員に入社していただきました。
今回は、「就職活動の振り返りと仕事への意気込み」をテーマに外国籍と日本国籍の新卒社員に対談インタビューを行いました。
-INTERVIEW-
-まずはお二人の自己紹介をお願いいたします!-
ホサイン氏:はじめまして、デジタルコミュニケーション部のホサインタンジルと申します。出身地はバングラデシュで、趣味は読書です。
瀬沼氏:読書いいですね!何語で読んでいますか?
ホサイン氏:ベンガル語です。世界で2億5000万人の人が使っている言語です。インドで5000~8000万人のひともベンガル語を使っています。
瀬沼氏:そしたら、ベンガル語と英語と日本語が話せるのですか?
ホサイン氏:はい、あとインド語も少し話せます。
瀬沼氏:4か国語!?
(弊社の外国籍社員はほとんどが4か国語以上話せます。中には10か国語を話せる社員もいます。)
瀬沼氏:私は経理部に配属となりました、瀬沼勇貴と申します。神奈川県出身です。趣味はサッカー観戦で、週末はサッカー観戦したり、最近はジムに通い始めて筋トレしたりしています。
ホサイン氏:僕も最近食生活が乱れていたので、体調管理のために筋トレを始めようかなと思っています。
-お二人はどういった経緯でZEAL.TEAMにエントリーされましたか?-
ホサイン氏:LinkedInで同じバングラデシュの方に声をかけてもらい興味を持ちました。説明会を受け、面接後、2~3週間ほどで内定をいただきました。
瀬沼氏:私はエージェント会社から紹介してもらいました。経理の仕事を探していたので、1年目から実務が行えるということで興味を持ちました。
-ZEAL.TEAMに決めた理由は何ですか?-
ホサイン氏:中古商用車の買い取りビジネスに興味がありました。バングラデシュで走っている車の9割が日本車で、大きなマーケットが既にあります。
ZEAL.TEAMが海外展開を積極的に行っているので、これは良いビジネスのチャンスになると思いました。
また、せっかく日本に来たので日本の企業で働きたかったということもあります。
ZEAL.TEAMは日本の企業でありながらも、とてもグローバルな雰囲気があるところが魅力的です。
瀬沼氏:私は、1年目から経理の実務がバリバリできるところを軸に就職活動をしていたので、それができるZEAL.TEAMに興味を持ちました。
ZEAL.TEAMは現在上場を目指しているので、上場するまでの実務で様々なことが経験できると思いました。
上場企業で決まったマニュアルでの経理業務より、これからそこを目指していく中で、自分の知識を培い、挑戦していけるところに魅力を感じました。
-バングラデシュでの就職活動はどのような感じですか?-
ホサイン氏:とても競争率が高いです。バングラデシュは近年人口増加が加速しています。面積は日本の3分の1程度ですが、人口は1億7千万人います。
日本のように大手企業があまりないので、1つの求人に対して何千人もの応募があります。実際学歴で落とされることが多いです。
瀬沼氏:バングラデシュにはあまり大手企業がないとのことですが、隣国のインドのトップ企業を目指す人も多いのでしょうか?
ホサイン氏:トップ企業を目指す人は、インドには行かず、アメリカに行きます。
バングラデシュは2つ目の言語として英語を使用するので、トップクラスの大学はほとんど英語で勉強します。大学側は他の国の人と同じレベルになるように授業は英語で行います。
瀬沼氏:日本と違いますね。結構大学に行く人が多いですか?
ホサイン氏:はい。バングラデシュでは、大学へ行かないと良い会社に就職できないと考えている方が多いので。
-ホサインさんに質問ですが、日本に来て受けたカルチャーショックや日本で生活していて苦労した経験はありますか?-
ホサイン氏: 驚いたことはあまりなかったですね。私は日本が好きで日本語が学びたくて、来る前に日本について色々調べました。
ただ一つ、日本のトイレのすごさには驚きました。ボタンがいっぱいあって便器が温かくなるボタンを見つけたときは本当にびっくりしました!
瀬沼氏:ある意味カルチャーショックですね!
ホサイン氏:あとは食文化ですかね、バングラデシュでは生魚を食べる文化がないので。
でも、日本で一番好きな食べ物は寿司です。
瀬沼氏:何のネタが好きですか?
ホサイン氏:ホタテが大好きです。大トロはすごいですね。中とろ、かんぱち、白子も好きです。
瀬沼氏:ワサビは大丈夫ですか?
ホサイン氏:ワサビ大好きです。初めて食べたとき大きな塊で食べてしまって、ショックで覚えてないですが、涙がたくさん出ました。
あとは、日本に来た当時、おでんのにおいがだめで、コンビニに入れなかったことがあります。今は冬になったら毎日食べています!
瀬沼氏:すっかり日本人ですね!日本で生活していて苦労したことはありますか?
ホサイン氏:言葉ですかね。自分で自立したかったので、親にお金は頼らずに10万円だけ持って日本に来ましたが、すぐになくなってしまいました。
そこで、金銭的に困っていたので、つたない日本語で電話をかけてアルバイトを見つけ、生活費を賄っていました。
瀬沼氏:ホサインさんの行動力はすごいですね!
-これからZEAL.TEAMでどんなことを頑張っていきたいですか?-
ホサイン氏:プログラミングの知識が全くないので、まずは、プログラミングの基礎を学んで仕事を任せてもらえるように頑張りたいです。
会社の上場に対しても力になれるようにスピード感を持って業務に携わり、海外事業展開に向けて、ITでサポートできるようになりたいです。
瀬沼氏:2026年の上場を目標にしているのでその瞬間に立ち会いたいですし、その戦力として業務に携わりたいです。上司から信頼される人間になりたいですね。
-これから日本で就職活動をする就活生へアドバイスをお願いします!-
ホサイン氏:私は企業研究をきちんとすることが一番大切だと思います。OBOGに会って、実際に働いている人と話すとよいです。
自分のこの先のキャリアを考え、就職先の会社で自分の今後のキャリアが見えるか、自分のニーズが会社にあるのか、研究した方が良いと思います。
瀬沼氏:いいですね。私は2つあります。1つは、「他者と話す機会をたくさん作ること」がとても大事だと思います。
就職活動は「自分と向き合う時間」です。自分とは何なのだろう、どういう人なのだろうと考えすぎて、なかなか行動に移せなくなることもありますが、まずはやってみることで色々な気づきがあります。他者からの意見を聞くことで自分の内の声も聞こえるようになるので、自己理解に繋がります。頭で考えすぎるより行動で体感していくのが良いかなと思います。
もう1つは、就職が人生のゴールではなくて、「スタートライン」だということです。
自分のゴールを決めて逆算してどこの会社に入るのかが重要だと思います。
―就活中にやりたいことが見つからない人はどうしたらよいでしょうか?―
瀬沼氏:とりあえず向いていることや興味があることでも大丈夫だと思います。人間は変わるもので、仕事を始めてみれば「これは向いていないな」「こういうことやってみたいな」が見つかると思います。10年後に、「今まで何やっていましたか」と聞かれたときに、どのように言いたいかを考えると良いと思います。これやっていましたよと言える一個武器をもつのも手段ですね。知識として頭にいれるのと、自分が実際やっていましたという経験は全然価値が違うと思うので。
ホサイン氏:加えて、とりあえずやるといっても、しっかりやることが私は大事だと思います。世界で無駄なものはない、知っていて損はないといつも思っています。
今回は、「就職活動の振り返りと仕事への意気込み」をテーマに外国籍と日本国籍の新卒社員に対談インタビューを行い、日本と海外の活動の違いや仕事観についてご紹介いただきました。
国もバックグラウンドも異なる社員が集まるZEAL.TEAMでは、お互いの価値観を理解し尊重し合える環境づくりにも力を入れ、今後も日本を代表するリユースビジネスのグローバル企業を目指してまいります。