世界一の日本車比率を誇る国「パキスタン」

世界一の日本車比率を誇る国「パキスタン」

世界一の日本車比率を誇る国「パキスタン」

Salam ♪ (サラム) 

皆さん、こんにちは!ノミングアです。 

 

今月のグローバルマネジメントでは、世界で一番○○な国シリーズをご紹介しております。 

前回は、「世界一のサイクルシティ、コペンハーゲン市」をご紹介いたしましたが、今回は「世界一の日本車比率を誇る国パキスタン」ご紹介いたします。 

 

早速ですが皆さん海外で最も日本車比率が高い国はパキスタンだとご存知でしたでしょうか?日本車はエンジンが強く、燃費が他国の車に比べてとても良いことから国内だけではなく、海外でも人気を誇っております他にも日本車が多い国としてアメリカやタイが挙げられますがパキスタンは新車ほぼすべてが日本車ということで世界一の日本車比率を誇る国と言われています。まずパキスタンとはどんな国か少しイメージをつけていきましょう。 

 

・パキスタンとは? 

パキスタンは南アジアに位置し、インド中国イランアフガニスタンと国境を接しています人口は2億4,149万人(2023年、国勢調査)で約日本の2倍です。(1億2435万人(2023年、総務省統計局))パキスタンの首都はイスラマバードで市民はウルドゥー語(国語)と英語(公用語)を話します 

 

外務省によると、パキスタンへ進出している日系企業は80社であり、なんとほとんどが自動車分野で、しかもその80社が販売する新車はパキスタン国内において9割超のシェアであることから日本車の需要が高いことがわかりますなぜ、そこまで日本車が多いのでしょうか?世界一の日本車比率を誇る国と言われるようになった理由について見ていきましょう。 

 

世界一の日本車比率を誇る国と言われる理由は? 

日本車がパキスタンで非常に高い比率を占める理由は、国産車が自動車市場を独占しているからです。新車には高額の関税(最大90%)がかかるため、輸入車にはとても高い値段が付きます。パキスタンには輸入車の販売拠点がほとんどないため、たいていの車は国内で生産される「国産車」となります。 

実はパキスタンには、トヨタ、スズキ、ホンダ、日産の日系4社の合弁会社が工場を持っており、生産される車は全て国産車として扱われ、自動車市場を独占しているのですちなみに、2016年のデータによると、正しい手続きで輸入された車両のうち、日本車以外の車は韓国のヒュンダイ車5台のみでした。 

 

・日本の自動車が人気な理由は? 

日本車はパワフルで運転しやすく、信頼性が高いと評価されております。また、パキスタンの人々は古くなった車でも大切に使用しています。そのため、パキスタンでは中古車市場においても、日本車が高い人気を誇ります。具体的にどんな車が走っているかというと、トヨタではプリウスカムリアバンツァです。SUVではランドクルーザーやフォーチュナーが多く見られます。他にも乗用車だけでなく、トラックやバスも日本から輸入されています。 

 

日本以外のメーカーは? 

パキスタン政府は2017年に中国や韓国の自動車メーカー(との合弁企業)に対して工場建設を許可しており、これからも国産車が増える可能性があります。日本車が多く走るパキスタンですが、果たしてこれからも日本車の人気を維持することはできるのでしょうか? 

 

以上、世界一の日本車比率を誇る国「パキスタン」でした。 

 

来月のグローバルマネジメントのテーマはトラック産業の持続可能性と環境への影響」です。 

次回もお楽しみに。 

recruit

比類なきチャレンジャーとして共に
成長する仲間を探しています

ZEAL軟式野球部

仕事も野球も、より高みを目指して。
スポーツ活動にも力を入れています。

CSR活動

一人ひとりが「幸せ」になれる社会を目指すために
私たちZEAL TEAMができること