Youが過ごす「日本の年末年始」inフランス
Youが過ごす「日本の年末年始」inフランス
日本人である私たちが、もしかすると一年のイベントの中で一番楽しみにしているであろう年末年始♪
2020年~2021年にかけてのお休みは、未だ猛威を振るう新型コロナウイルスの影響もあり、
今までとは違った過ごし方をされた方も多いかもしれません。
ですが、家族でのんびり過ごしたり、ごちそうを食べたり、楽しいこともまた、たくさんあります。
日本には、日本ならではのお正月がありますよね!
そんな時、ふとした疑問が?
外国人スタッフのみんなはどんな年末年始を過ごしたのだろうか?
また、母国とはどんな違いがあるのでしょう?
ということで
今回も聞いてみました♪
Youが過ごす「日本の年末年始」-inフランス-
今年の年末年始は帰国したかったのですが、コロナのため中止にしました…
ですので、今年もクリスマスとお正月はフィアンセと二人きりで過ごしました!
24日はお休みを取り、午後はフランスの家族とSkypeして、その後はクリスマスの料理を準備しました。夜はクリスマス映画を見ながらゆっくりご飯を食べて、24時になったらフィアンセのプレゼントと、フランスの家族からもらったプレゼントを開けました~
お正月も料理をメインにしました!今年は色々な「メゼ」(東地中海におけるアペタイザーまたは軽食の一種です)にしました。24時になったら、「Happy New Year!」をシャンパンで乾杯しました。
フランスでは、クリスマスは家族と一緒に過ごし、お正月は友達と祝います。日本と全く逆ですね!
~クリスマス~
クリスマスは元々宗教的なイベントですが、大衆文化としてクリスマスを祝う無宗教の人も多いです。ヨーロッパ人は、サンタクロースが地球上を飛んでいる夜を祝っていまして、12月25日ではなく24日にクリスマスを祝います。
通常、クリスマスイブはレストランに出かけることはなく、家にいて家族で自家製の食事を作ります。多くの日本人がクリスマスにKFCチキンとスポンジケーキが大好きと聞いて驚きました。
日本ではフランスの食材を見つけるのは難しかったり高価なので、本当にクリスマスの食事が恋しいです… TT
日本へ来たとき、キリスト教の歴史はありませんのに、ヨーロッパのようにクリスマスのデコレーションやイルミネーション、そしてマルシェ・ド・ノエルなどでにぎやかになって、とても驚きました。しかし、日本でクリスマスデコレーションが早く始まるのにはいつも驚いています。
ヨーロッパでは、12月に入ったときにクリスマスのライトアップなどを準備していますが、日本では、11月に入ったらショッピング店にクリスマスソングがすでに流れたり、大きなクリスマスツリーが登場したりします。あまりに早すぎますといつも思います!
そして逆に、クリスマス関連のものは12月25日が終わる瞬間に、一気に取り払われるのが一般的です。ちょっと悲しいです!フランスでは新年になっても(少なくとも1月の最初の週)クリスマスのデコレーションをそのままにしておくのが普通です。
~お正月~
フランスでは主にニューイヤーズイブに新年を祝うので、数日続く日本とは違います。
ニューイヤーズイブは友達と過ごす人が多いです。ホームパーティーしたり、外食したり、都市によってはイベントや花火もあります。
真夜中になると、「La Bise(右/左と2~4回お互いの頬を近付けて挨拶をします)」しながら周りのみんなに「Bonne année!(明けましておめでとう)」と言います(しかし今年はコロナのせいで、フランス人はLa Biseをやめたと思います!)パーティーにいない人々にショートメールや電話などで明けましておめでとうを伝えます。
1月中に家族や友人は、できたら実際に会って「よいお年を」のお祝いを挨拶します。普段は、「よいお年を」以外にもよい「幸福・成功・健康」なども一緒に望みます。1月31日までに伝えても大丈夫です。
会えない場合は、SNS、電話、電子メールでメッセージを送ったりします。昔は年賀状みたいなはがきを送る習慣がありましたが、カードはますます簡素化されています。しかし、それは知り合い向けのみで、会社では行いません。
日本に来てから初詣を1、2回やりましたが、お寺の混雑にはいつも驚いています。
大掃除はフランスにもよくありますが、普段は冬の終わりや春先にしますので、日本より少し後です。実は、いつ行うかは家庭にもよります。
日本の伝統の中で、「初日の出を見る」ことが好きです。しかし、31日にパーティーをした後はいつも目を覚ますのを忘れていますので体験したことないです(笑)
フランスと日本で新年を祝う方法には他にも多くの違いがありますが、健康で新年を迎えることと、他人のことを考えて新年を始めることは、多くの文化に共通していると思います。