カーボンニュートラルの実現へむけて~中国の取り組み~
カーボンニュートラルの実現へむけて~中国の取り組み~
世界全体に占めるCO2排出量が占める割合は約37.7%にのぼり、地球温暖化への対応として、2021年に125か国・1地域が2050年までにカーボンニュートラルを実現することを表明しています。
カーボンニュートラルの実現にむけて、私たちができることをテーマに、今回は脱炭素化にむけた諸外国の政策より、中国の取り組みをご紹介いたします。
CO2排出量が世界で1位と大気汚染が深刻な中国では、2030年までにGDPあたりのCO2排出量を2005年比65%以上削減することや、2060年のカーボンニュートラル実現を掲げています。
その政策として、新エネルギー車(NEV)を推進するため、2013年9月に初めて、中央政府により本格的な購入補助金制度が制定され、電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の2種類が補助金の対象となりました。
それにより、新エネルギー車(NEV)の販売台数は急速に拡大しており、2021年の生産・販売数は前年比の約1.6倍、350万台に達し、7年連続で世界1位を記録しました。
さらに2025年までに新車販売における新エネルギー車の割合を20%前後に引上げ(2021年時点で、新車販売台数による新エネルギー車比率は約5%)、
2035年までに新車販売の主流を電気自動車(EV)とすることを目標とした、新エネ車産業発展計画を2020年11月に公表しました。
加えて、気候変動対策を強化するため、2035年までに気候変動がもたらす全国的な影響・リスク評価システムの構築を目指しています。
今回はカーボンニュートラルの実現にむけて中国の取り組みをご紹介いたしました。
商用車リユース事業を行う企業として、世界規模での持続可能な社会を目指し、日々活動していきます。