ウズベキスタンの自動車市場と物流
ウズベキスタンの自動車市場と物流
世界を視野にミッションを掲げるZEAL.TEAMは、ダイバーシティ&インクルージョン推進のもと、様々な国籍スタッフが活躍しています。
外国籍スタッフの積極採用に伴い、インターンシップにおいても様々な国籍の学生に来ていただいています。
今回は前回から引き続き、インターン生の母国である『ウズベキスタン』の自動車市場と物流についてご紹介いたします。
ウズベキスタンの自動車市場と中古車輸入
中央アジアで最も人口の多いウズベキスタンでは、自動車生産が盛んに行われており、
右ハンドル車の登録と使用及び、右ハンドル車の輸入自体が禁止されています。
これは、国産車の販売を促進する方針もあり、輸入車のシェアはわずかです。
また、環境保全の目的で中古車(走行距離に関係なく、生産日から3年を超えるもの)の輸入には新車より高い関税が課されています。
さらに、2020年1月1日より関税率が変更され、製造から2年以内の車両(価格4万ドル相当以上)の輸入乗用車に対し、特例として適用されていたゼロ関税率が廃止されました。
いすゞブランドの商用車を手がける『サマルカンド・オートモービル・ファクトリー(SAF)』
いすゞ自動車は、ウズベキスタンのサマルカンドを拠点とする『サマルカンド・オートモービル・ファクトリー(SAF)』を、2007年に伊藤忠商事と出資するかたちで国内の小型バスに関する契約を締結し、日系企業において初めてウズベキスタン市場への参入を果たしました。2011年には連携強化により、バスだけでなくトラックの生産も開始し、国内販売だけでなく国外にも輸出を行っています。ウズベキスタンを重要市場の1つと位置付け、さらなる生産拡大を目指しています。
ウズベキスタンの物流
ウズベキスタンは2つの国を経由しないと海にでることができない二重内陸国です。これは世界にウズベキスタンとリヒテンシュタインの2か国のみです。中央アジア地域で最も多くの国と国境を接する物流の要衝です。
日本からの貨物は、かつてはロシア極東エリアを経由し、そこから鉄道やトラックで輸送するルートが一般的でしたが、最近は中国の港に船で運ぶルートも増えてきました。
2022年9月には、ウズベキスタン、キルギス、中国の各政府とアフガニスタンのタリバン暫定政権が、中国からアフガニスタンに至るトラックと鉄道を併用した物流ルートの運用を開始することに合意しました。
今回は、『ウズベキスタン』の自動車市場と物流についてご紹介いたしました。
これからもZEAL.TEAMは世界に視野を広げ、多様な人材の雇用を積極的に進めていきます。