韓国での働き方
韓国での働き方
世界を視野にミッションを掲げるZEAL. TEAMでは、ダイバーシティ推進の基、外国籍スタッフの採用を積極的に行っています。
今回は前回の記事に引き続き、韓国人スタッフに協力いただき、「韓国での働き方」についてまとめました。
韓国の労働時間は長い?
韓国の労働時間は日本と同様、原則として1日8時間、週40時間です。それに加えて週52時間制という法律が2018年より施行され、1週間の勤務時間が52時間を超えてはいけません。
その背景に実労働時間の長さがあります。
韓国全体での就業者の年間実労働時間は2021年時点で1,915時間です。これはOECD諸国の平均(1,716時間)より199時間も長いです。
OECDの平均より労働時間がかなり長い国は韓国とメキシコ(2,128時間)でした。韓国は2008年の年間2,228時間に比べれば労働時間が大幅に縮小されましたが、まだ大部分のOECD加盟国より高い水準となりました。
職場環境
仕事に集中さえできれば他のことは基本的に自由なところが特徴です。
近年ではIT業界を中心にオフィスで音楽を流したり個人的にイヤホンをつけたりして、音楽を聞きながら仕事をしているところもあるようです。
また多くの企業で服装はカジュアルで日本と同様に時代に乗った自由度の高い職場環境がみられるようになりました。
自由度が高い環境もある反面、韓国では男性は徴兵制があるため、会社によっては軍隊のような規律を重要視しているところもあります。
命令系統がしっかりしていて、上下関係が日本より厳しいところが特徴です。一方で、上司・部下関係なく、年配者をとても大切にするので、時には部下が年上であっても人生の先輩として部下を敬います。
昔と比べると薄れてきている部分もありますが、年配者を敬わない人は人間性を疑われるほど韓国では重要事項のようです。
また、外国語ができる人は採用と人事考課上の優遇が高く、昇進が早い傾向にあります。
これは、韓国の海外への輸出割合の高さが背景にあります。
仕事観
アメリカの成果主義と日本の年功序列の中間くらいと考えるとわかりやすいかもしれません。結果が出ないと給料は上がらず昇進もありませんし、なかなか成果の出ない社員は解雇されることも日本ほど珍しくはありません。
ZEAL.TEAMにも韓国人スタッフが在籍しています。
今回、韓国と日本の職業観の違いについて韓国人スタッフのソルさんにコメントしていただきました。
-INTERVIEW-
Q 日本と韓国での働き方でどんなところに違いを感じますか?
企業の規模によっても異なるので職場環境の違いなどは一概には言えませんが、韓国は徴兵制度の文化があるので、男性社会では指揮命令系統を大事にする傾向があるのは日本と完全に異なるところですね。
Q ZEAL. TEAMで働いていて良いなを感じるところはどんなところですか?
ZEAL. TEAMで働いて良いなをと感じることは、自分の経歴を活かすことができる環境です。
ZEAL. TEAM には60歳で入社しました。それまでは34年間の社会経験があり、日系企業の韓国支社や韓国の大手企業で退職まで働きました。
大企業だと経験を積んでも決められた仕事をする傾向がありますが、ZEAL. TEAMでは会社業務全般にかけて意見を述べ実行できる場があるので、成長できる環境が当社の良いところだと思います。入社して3年ですが、これまで監査室を立ち上げたり、会社の予算を組んだりして会社の成長に貢献でき、大いにやりがいを感じました。
今回の記事ではZEAL. TEAMスタッフにも協力を仰ぎ、韓国での働き方についてご紹介いたしました。
ZEAL.TEAMでは年齢や性別に関係なく、誰でも挑戦できる環境があります。
今後も世界から注目されるグローバル企業を目指して、多国籍人材の採用に力を入れ、ダイバーシティ推進への取り組みを進めていきます。
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