カザフスタンでの働き方

カザフスタンでの働き方

カザフスタンでの働き方

日本を代表するリユース業界のリーディングカンパニーとして海外拠点の拡大に力を入れているZEAL. TEAMでは、ダイバーシティ推進の基、外国籍スタッフの採用を積極的に行っています。

今回は前回の記事に引き続き、カザフスタン人スタッフに協力いただき、「カザフスタンでの働き方」について解説していきます。

 

カザフスタンの労働時間

世界の石油産出国トップ20の一つであり、近年経済成長が著しく加速しているカザフスタンでは、労働法により勤務時間は、原則として、1週間40時間です。

一般的には週5日勤務ですが、企業によっては週6日となることもあります。年間残業時間の総額に制限はありませんが、時間外労働は、1 日で2 時間を超えてはいけません。

 

カザフスタンの有給休暇

労働法によると、法律、契約、労働協約、または雇用者により別途規定されていない限り、従業員は18 日の年次有給休暇を取得しなければなりません。

入社1年目の年次有給休暇は、入社1年後に取得することができ、従業員の要望により、年次休暇を分割することも可能です。

有給休暇は、少なくとも開始日の 3 日前までに申請する必要があります。また、年次有給休暇を2年連続で留保することは禁止されています。

有給休暇に関しては、日本と共通するところもあります。

 

カザフスタンの職場環境

一般的にカザフスタンの職場環境は多くの西欧諸国とさほど変わりません。多くの人は「一生懸命働き、一生懸命遊ぶ文化」を楽しんでいます。

野心が高く出世を狙う人が多いので、競争率がとても高いです。成果主義なので、成果が出ない場合はクビになることが珍しくありません。

 

 

カザフスタンの給与

カザフスタンの平均月収は2023年1月に739米ドルを記録し、年々上昇傾向にあります。厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、

日本人の平均月収は33万4,800円で、手取りなら25万〜27万円程度となります。日本の月収と比べると低いですが、隣国のウズベキスタンと比べると約3倍給与が高い傾向にあります。

ただし、カザフスタンは地域によって給与の幅がかなり異なります。首都のアスタナでは、新卒の月収は約20万円です。

しかし、物価が日本と比べて低いので、住みやすいと地域とされており、例えばガソリン代は1ℓ30円程ととても安いです。

 

-INTERVIEW-

 

ZEAL.TEAMにこの春、新卒として入社したカザフスタンが母国のバイシュラコフさんに、「カザフスタンの仕事観」についてコメントしていただきました。

 

カザフスタンの仕事観について日本と異なるところはどんなところだと思いますか?

仕事において、時間の感覚は日本と同じだと思います。基本的に遅刻はNGです。

福利厚生は日本ほど充実していない場合がほとんどです。交通費などは基本的に自費です。

仕事とプライベートははっきりわかれており、日本のような接待文化はありません。

「仕事とお酒は混ぜあわせるものではない」と教えられているので、同僚でさえも一緒に飲み行くことは珍しいです。ビジネスマナーは日本とさほど変わりません。

ヘアスタイルや服装、自分の名刺などは会社のイメージとなるので、徹底されていますが、職場内での討論や後輩社員から先輩社員への不平は昇給や自分のイメージダウンには影響ありません。人間関係より仕事を大事にしています。

年功序列は存在せず、できる後輩はどんどん先輩社員を追い越していきます。

 

ZEAL. TEAMで働きやすいと感じるところはどんなところですか?

ZEAL TEAMの職場はリラックスしていて、とても働きやすく感じます。特に12時から16時の1時間であれば好きなタイミングで休憩に行けるのがとてもいいです。カザフスタンにはないので。

 

これからZEAL.TEAMで働いていくうえでの目標を教えてください。

エンジニアとして自分のスキルをどんどん磨いていきたいです。昇給できるようにまずは頑張りたいと思います。

 

今回は様々な国の働き方を理解するべく、カザフスタンでの働き方についてご紹介いたしました。

カザフスタンでの働き方において、労働時間や給与の点で日本と共通する部分がある反面、仕事観や職場環境においては日本と比べて価値観が異なる点が多くありました。

 

ZEAL.TEAMには他にも多数の外国籍スタッフが在籍しています。各々の宗教や文化の違いを尊重し、スタッフが働きやすい環境を整えることに注力し、今後も多国籍人材の採用とダイバーシティ推進への取り組みを進めてまいります。

 

 

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