世界で最も寒い首都:ウランバートル市
世界で最も寒い首都:ウランバートル市
Saina baina uu?(サインバインノー)
皆さんこんにちは! はじめまして。4月に新入社員として入社いたしましたモンゴル出身のノミです。
今月のZEALコラムでは、世界で一番○○な国シリーズを紹介します。
今回は世界で最も寒い首都、ウランバートル市についてです。
さっそくですが、まずは皆さんに質問があります~。
モンゴルと聞いたら、最初に思い浮かぶものは何ですか?
もしかして、モンゴルの大自然や馬を想像しましたか? また、お相撲さんと答えた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回は、「モンゴル」という国を具体的にイメージしてもらうためにも、その首都であるウランバートル市を紹介したいと思います。
世界で最も寒い首都:ウランバートル市
ウランバートル市は、モンゴル中部、トーラ川沿いに位置する標高約1,300メートルの都市です。世界で最も寒い首都といわれますが、なんと毎年12月~1月の真冬を迎えると-30℃〜-40℃にまで下がります。もし、濡れた髪のままで歩けば一瞬でカチカチに凍ってしまうのは間違いないですね。
ウランバートル市の特徴
モンゴルの政治・経済の中心地であり、中国からロシア、欧州にいたる国際鉄道の重要な中継地でもあります。ウランバートル市の産業は貿易 41%、サービス 38.7%、工業 8.3%、建設 7.5%、農業 4.6%であり、貿易とサービスに力を入れていることがわかります。
スフバートル広場
スフバートル広場はウランバートル市の中心にあり、モンゴルに旅行で訪れた方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。主に待ち合わせ場所やイベント会場として使われることが多いです。日本に例えると、東京・渋谷のハチ公前広場のような場所です。皆さんもモンゴルに行く機会がありましたら、スフバートル広場へ一度訪れてみてはいかがでしょう? ウランバートル市民の日常やダムディン・スフバートル像が見れます。
ダムディン・スフバートル像
中央広場に立つのが、モンゴルの革命家・軍人であるダムディン・スフバートルの像です。1921年に独立25周年を記念して、彫刻家チョインボルによって造られました。像には彼の独立宣言時の言葉が刻まれています。
主な交通手段
ウランバートル市では、安くて便利なバスが一番使用率の高い交通手段です。通常のバスとトロリーバスの2種類があり、 通常のバスは1回500トゥグルク(約19円)、トロリーバスは1回300トゥグルク(約11円)です。しかし、真冬はタクシーや車での移動が多くなるので、渋滞を避けるためにも早めに家を出るのがよいでしょう。
プリウスだらけのウランバートル市
日本経済新聞によれば、モンゴルには約50万台の登録車があり、その約70%がトヨタ車で、その半分はプリウス(参照:日本経済新聞、2017年7月19日、アジア便り「プリウスだらけのモンゴル」)です。ほとんどの車は日本から輸入された中古車です。
今回は、ウランバートル市について紹介しました。
機会がありましたら、ぜひウランバートル市に旅行してみてくださいね。